『ゼロから理解するオーディオ入門帳』(ONTOMO MOOK)はオーディオ入門のために最適です。オーディオシステムの構築は、スピーカーの選択とセッティングを中心にしてすすめていけばよいでしょう。

ゼロから理解するオーディオ入門帳』(ONTOMO MOOK)は、オーディオの基本を一通り解説している入門書です。これからオーディオをはじめようという人、すでに基本的なシステムはもっているがグレードアップをしたい人、PCオーディオにとりくんでみたい人などにおすすめします。



オーディオ・コンポといえば従来は、


プレーヤー+アンプ+スピーカー


でした。

しかし本書でも説明しているとおり今日では、PCオーディオが台頭してきました。


パソコン+ USB DAC +アンプ+スピーカー


音楽ストリーミングサービスが普及してきているので、PCオーディオのユーザーがこれからはますます増えるでしょう。これからオーディオをはじめようという人には PCオーディオをおすすめします。本書で、USB DAC や再生プレーヤーソフト、ストリーミング再生などの基本的なことについて説明しています。


■ パソコン
PCオーディオではパソコンをつかいます。パソコンは現段階では、Windows よりも Mac の方が音質がいいです。


■ DAC
DAC とは、デジタルデータをアナログ信号に変換する機器であり、USB 入力をそなえた DAC は「USB DAC」とよばれます。


■ アンプ
アンプは従来は、プリ・メインアンプとよばれる、アンプ機能がすべて統合されたアンプが主流でしたが、今日、USB DAC を搭載したプリ・メインアンプが発売され、音質も非常に向上してきています。USB DAC 搭載プリ・メインアンプを買えば、USB DAC とアンプを別々に買う必要はなくなり、


パソコン+ USB DAC/アンプ+スピーカー


という3点のコンポになります。これはおすすめです。

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■ スピーカー
スピーカーは、もっとも重要な機器といってもよいでしょう。音質はスピーカーでほぼ決まります。約6割あるいはそれ以上はスピーカーで決まります。したがってすきなスピーカーをまず決めて、それから USB DAC やアンプを決めるというのがいいかもしれません。

本書では、スピーカーから音がでる仕組み、スピーカーの種類、接続の仕方、セッティングなど基本的なことについて解説しています。

オーディオの音楽は、マイクをとおして録音されるところからはじまります。一般的な「ダイナミック型マイク」では、磁石とコイルを内蔵しています。ダイナミックとは「動的」という意味です。マイクの前で音楽を演奏すると、その音をうけて、マイクの中にある振動板が振動します。その振動板にはコイルがついていて、コイルもうごいてコイルに電気が発生します。その電気信号を記録します。この一連の過程が録音です。

磁石やコイルをうごかすとコイルをつらぬく磁力線が変化し、コイルに電流がながれます。この現象を電磁誘導といいます。

一方、スピーカーはマイクとは全く逆の働きをしています。一般的につかわれる「ダイナミック型スピーカー」も磁石とコイルを内蔵しています。アンプで増幅された電気信号はスピーカーのコイルにおくられ、コイルが振動します。コイルには振動板がついていて、この振動板が振動して音が再生されます。

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■ ルームチューニング
ルームチューニング(リスニングルームの音響対策)も大切です。一番簡単なのは市販の調音パネルをつかうことです。音の拡散と吸音がセットになった調音パネルをつかうと響きの調整が容易にできます。

部屋のコーナーは部屋のなかでも複雑な反射がおきるので対策をすると効果があります。3つの面がつながる天井の四隅、2つの面がつなががる天井の4辺、スピーカー後方とリスニングポイント後方の4隅に対策をほどこすと響きが変化します。




オーディオシステムの基本はスピーカーの選択とセッティングでしょう。まずは、あなたのすきなスピーカーをさがし、選択することが大切です。そのためには、オーディオのイベントやショップにいってかならず試聴することです。

スピーカーには、モニター系(原音忠実)のものから暖色系(雰囲気重視)のものまで実にさまざまです。音場・定位・音像・響きなどもいろいろです。音の分離感や解像度もちがいます。高解像度であれば何でもよいというわけではありません。解像度が高すぎて、響きがなくなりつめたくてつまらないと感じることがあります。

けっきょくはこのみの問題ですので、実際に試聴してみて、あなたにあったスピーカーをさがしだしてください。


▼ 文献
Stereo 編『ゼロから理解するオーディオ入門帳』(ONTOMO MOOK)音楽之友社、2015年12月