楽器の仕組みについて知ることは、オーディオとくにスピーカーについて理解するためにとても役立ちます。

柳田益造編『楽器の科学 図解でわかる楽器のしくみと音のだし方』(サイエンス・アイ新書)は、クラシック音楽でつかわれる楽器を中心に、どのような仕組みで楽器が音を発するようになっているのかを図解で説明しています。いろいろな楽器の仕組みや特徴が理解できる入門書です。

楽器の仕組みについて知ることは、オーディオとくにスピーカーから音がでる仕組みを理解するためにとても役立ちます。



たとえばハープは、みかけによらずかなり大きい音がでるので前から不思議におもっていました。ハープは、下部(弦の下側)が響板と響胴になっていて、そこに弦の音が響いて音が大きくなることがわかりました。

基本的にはどの楽器も音源を響かせて増幅させて音を発していることには変わりありません。響き方によって音色も大きく変わります。

オーディオもおなじで音源をアンプで増幅させてスピーカーを響かせます。音質や音色をきめるのでスピーカーの響きはとくに重要です。

本書では楽器をつぎのように分類しています。楽器ではないですが声楽もとりあげています。
気鳴楽器、声楽、弦鳴楽器、撥弦楽器、打弦楽器、ピアノ、膜鳴楽器、体鳴楽器、電鳴楽器。




さらにすすんで理解したい人には、チャールズ=テイラー著『音の不思議をさぐる 音楽と楽器の科学』 (大月書店)をおすすめします。音がでる原理と楽器の仕組み、演奏者やホールの音響についもくわしく解説しています。



楽器から音がでるときには発音部がまず振動し、それが響胴(共鳴部)につたわり共鳴して、また倍音が発生して音が大きくなるだけでなく美しくなるのです。

オーディオのスピーカーも筐体(キャビネット)がうまく響けば音が大きくなるだけで美しくなります。


▼ 文献
柳田益造編『楽器の科学 図解でわかる楽器のしくみと音のだし方』(サイエンス・アイ新書)SBクリエイティブ、2013年4月16日

チャールズ=テイラー著『音の不思議をさぐる 音楽と楽器の科学』 大月書店、1998年3月